【賛否両論なのは何故?】髪質改善のメリット・デメリットを解説!
2023/03/04こんにちは!髪質改善が得意な美容院ENORE(エノア)です。
本日は「髪質改善トリートメントのメリット・デメリット」についてお話ししていきたいと思います!
「髪がキレイになる!」と今人気の髪質改善トリートメントですが、それと同時に
「髪が変わらなかった」
「トリートメントしたら髪が痛んでしまった」
などマイナスな口コミを目にすると思います。正直、髪質改善トリートメントに興味があってもこういった意見があると、やるかどうか迷いますよね、、。
ということで!
『どうして髪質改善トリートメントの感想が賛否両論なのか!?』
メリット・デメリットに注目しながらお話ししていきたいと思います。
また、失敗するリスクを激減させるポイントについてもご紹介していきますので、是非最後までご覧ください!
目次
髪質改善トリートメントとは?
「髪質改善に効果が期待出来る」トリートメントのことを「髪質改善トリートメント」と呼んでいて、具体的な商品は実はありません!なので「髪質改善トリートメント」というメニュー名でも、使用しているトリートメントは美容院ごとに違います。
↓そもそも髪質改善とは?
ほとんどの美容院で髪質改善トリートメント=「酸熱トリートメント」の事を指す!
髪質改善トリートメントに使われているトリートメント剤は
・水素トリートメント
・酸熱トリートメント
・システムトリートメント
の主に3つです。そして、この中でも一番多く利用されているのが「酸熱トリートメント」
髪質改善トリートメントというメニューがあるほとんどの美容院で「酸熱トリートメント」が採用されています。ただ、絶対に酸熱トリートメントというわけではないので、髪質改善トリートメントをしたい時は美容院ではどのトリートメントを使っているのか確認しましょう。
髪質改善トリートメントのメリットとデメリット
ここからは、一番多くの美容院で行われている「酸熱トリートメントを使っている『髪質改善トリートメント』」を前提に、本題の「髪質改善トリートメントのメリット・デメリット」についてお話ししていきますね。
髪質改善トリートメントのメリット
・うねりと広がりがかなり落ち着き、髪質コントロールが出来る
うねりや広がりがあってまとまらない髪が従来のトリートメントとは比べ物にならない程落ち着きます!痛んだ髪への栄養補給というトリートメントの大きな効果にプラスして、一定の髪質コントロール効果があるのが大きな魅力の1つです。
・自然な仕上がり
髪のうねりや広がりがまとまるといっても縮毛矯正のように不自然な仕上がりにはならず、自然に仕上がるのも嬉しいポイントです。
・髪に艶、ハリが出る
髪質改善トリートメントはダメージでヘロヘロになった髪を、一時的(トリートメントの効果が持続している期間)に健康な状態に近づけてくれます。そのため艶とハリのあるキレイな髪にしてくれます。
・毛髪補強と補修がしっかり出来る
今までのトリートメントは栄養補給をするだけでしたが、酸熱トリートメントは補給した栄養分(タンパク質)をつなげ、新しく「イミン結合」を作り出します↓
そのため、しっかりと栄養分が髪内部に定着。補修、補強効果が高いのも特徴です。
・髪の内部ダメージに効く
髪の内部にしっかり効くトリートメントです。
・ダメージ毛にも出来る
縮毛矯正と違い、ダメージ毛にも施術可能です。縮毛矯正をしたいけどダメージで出来ない。そんな方も多くお試しいただいています。
髪質改善トリートメントのデメリット
・くせ毛は基本的に伸びない
勘違いしている方が多いのですが、髪質改善トリートメントでくせ毛のうねりを真っ直ぐ伸ばすようなことは出来ません。あくまでも「落ち着ける」だけなので注意が必要です。ただ、ややこしいのが髪質によっては伸びるクセもあります。ですが、必ず伸ばせるわけではありません。そして伸びたとしても効果が切れてしまうとクセは元に戻るので、くせ毛を確実にしっかり伸ばしたい方は「縮毛矯正」がおすすめです。
↓詳しく知りたい方はこちらのブログをチェック!
・髪のダメージは0ではない
どんなトリートメントもそうですが、髪へのダメージが0ではありません。少なからず髪に負担は与えてしまいます。そして髪質改善トリートメントは従来のトリートメントよりも髪内部に効く分、失敗すると髪に大きなダメージを与えてしまう事もあります。
・美容院や施術する美容師さんによって仕上がりが大きく左右される
髪質改善トリートメントはそもそも使用するトリートメントが美容院ごとに違いますし、酸熱トリートメントを使っていたとしても技術が難しかったり、使用するトリートメント剤メーカーによって大きく仕上がりが左右されます。つまり
「美容師さんの技術力」「使用する酸熱トリートメント剤」
で大きく、髪に与えるダメージや仕上がりが大きく変わってしまうのも賛否両論の原因の1つ。髪質改善トリートメントをする時は美容院選びがかなり重要になってきます。
・髪質や状態によっては効果が感じられない事もある
酸熱トリートメントはダメージしている部分に新しく「イミン結合」を作り出して、髪質コントロールや栄養補給・補強を行なっていくトリートメントです。そのため、内部ダメージがそこまでひどくない髪だと作用する部分が少なく、あまり効果を感じられない場合もあります。別のトリートメントやケア方法の方が効果的な事もありますので、髪の状態に合う場合はチャレンジするのが◎
・過収斂(かしゅうれん)を起こし髪がチリチリになったり、痛む事もある
酸熱トリートメント剤のメーカーで髪に負担の大きいものを使っていたり、美容師さんの技術力不足などで失敗すると髪は過収斂を起こし、ダメージ。ひどいとチリチリになってしまう事もあります。
過収斂(かしゅうれん):髪が引き締まりすぎてしまうこと。(雑巾を固く絞っているイメージ)ハイダメージな髪ほど過収斂を起こす危険性が高いので、しっかりとした判断力と技術力が美容師さんには必要です。
・何回も繰り返すと髪が硬くなる
ひどい過収斂を起こさなかったとしても、髪は徐々に硬くなっていってしまいます。徐々に弾力を失っていってしまいますので、酸熱トリートメントを使った髪質改善トリートメントには出来る回数に制限(5回ほど)もあります。
・ヘアカラーが色落ちする
酸熱トリートメントはカラーとの相性が悪く、カラー剤の色素をボロボロにしてしまうためかなり色落ちしてしまいます。施術する順番を気をつければ問題はないのですが、知らずにやってしまいびっくりした方も口コミを見ると残念ながらいらっしゃるようです。
これらの髪質改善トリートメントのデメリットを「激減」させるポイント
このように実は髪質改善トリートメントはメリットだけではなく、デメリットも結構あります。
そして、ここまでご紹介したデメリットが発生する大きな原因となっているのが
酸熱トリートメント剤に配合されている「強酸」
「強酸」は髪にかなり負担を与えます。
元々髪が一番安定していて、痛みにくく、ストレスがないのは「弱酸性」の状態の時です。ですが「強酸」が含まれる酸熱トリートメントを髪につける事で、髪は急激に引き締まってしまいます。これが過収斂(かしゅうれん)です。例えるなら雑巾を固く絞っているような状態。
そうなってしまうと髪は大きなダメージを負ってしまいます。そして元のダメージが強い髪ほど過収斂に耐え切れず、切れ毛や枝毛が起きたり、最悪チリチリな状態になってしまうんです。
最悪な状態にならなかったとしても髪はトリートメントをやる度にどんどん硬くなっていきます。
髪に与えてしまうダメージは美容師さんの技術力で、出来るだけ過収斂を起こさないようにしたりなどは出来ますが髪が硬くなるのは避けられません。
なので髪質改善トリートメントは髪が最悪の状態にならないように回数制限があるところも多いんです。
この「強酸」を使用して、髪の「弱酸性」を守れない限り髪は多くのリスクを覚悟しながら髪質改善トリートメントをしないといけません、、。
「弱酸性」の最新髪質改善トリートメントでやるべき!
なので、髪質改善トリートメントのデメリットによるリスクを激減させるためには、髪の弱酸性を守りながら髪質改善トリートメントが出来る
「弱酸性」の髪質改善トリートメント
で行うのがおすすめです。そうする事で今までデメリットだった
(↑エノアでの実際の仕上がり)
・過収斂による大きなダメージ
・髪が硬くなり弾力が失われていく
・ヘアカラーの色落ち
などのリスクを激減させることが出来るんです。取り扱っている美容院はかなり少ないですが、是非髪質改善トリートメントをするなら「弱酸性」のものをお試しください!
エノアでも「『弱酸性』の酸熱トリートメント」を使用したトリートメントメニューがあります。気になる方は是非お気軽にご相談ください。
↓エノアの「弱酸性酸熱トリートメント」について詳しくはこちら
(※エノアの「髪質改善トリートメント」は髪質改善効果の高いシステムトリートメントを使用しています。ここまでご紹介してきた酸熱トリートメントを使用しているのは『弱酸性酸熱トリートメント』というメニュー名になります!)
髪質改善トリートメントに関する質問
Q1「髪質改善トリートメントの持ちを良くするシャンプーは?」
髪質改善トリートメントの持ちは「髪をダメージさせるほど」悪くなってしまいます。そして、ホームケアの中で一番髪をダメージさせる可能性のある2大ケアの1つが「シャンプー(もう1つはドライ)」になります。なので髪質改善トリートメントの持ちを良くするなら、
シャンプーは「ダメージレス」で髪に優しい『アミノ酸シャンプー』
を使うのがおすすめ。髪に優しいマイルドな洗浄力で、髪を優しく洗えますし保湿力も高く髪の乾燥を予防してくれます。ダメージケアがしっかり出来る商品は髪の状態が良ければトリートメントがいらないほど!
ただアミノ酸シャンプーも商品によって品質に大きな差がありますので、商品選びはしっかりとこだわるようにしましょう!
↓おすすめシャンプーはこちら
Q2「髪質改善トリートメントはどれくらいの頻度でやるべき?」
髪質改善トリートメントはお客様の髪の状態やお家でのホームケアで持ちの期間は変わってきますが大体1〜2ヶ月ほど持つことが多いです。また髪質改善トリートメントは効果が切れてしまう前に再度やってあげると、より仕上がりや髪への効果がアップしますので「1〜1ヶ月半」くらいの頻度でかけてあげるのがおすすめですよ!
Q3「髪質改善トリートメントをしたのに意味がなかった!騙された!?」
髪質改善トリートメントは従来のトリートメントと比べると、髪質コントロールも出来、かなり効果的なトリートメントです。
ですが、それは髪質や状態に合っていて、美容師さんが的確に施術出来ていればの話です。
どんなに良い美容院メニューも自分の髪に合わなければ何の意味もありません。例えば縮毛矯正はくせ毛さんには効果があるけど、直毛の人にやっても何の意味もないですよね!髪質改善トリートメントもそれと同じです。
髪質改善トリートメントをしたのに意味がなかったという事は
・髪質に合っていなかった。(強いくせ毛など)
・そもそもあまり髪がダメージしていなかった。
・美容師さんの技術ミス。
などが考えられます。美容師さんの施術ミスの場合は期間限定でお直ししてくれる事も多いので、すぐに気になったら美容師さんに連絡して髪の状態を見てもらいましょう。
お客様の髪の状態やお悩みに髪質改善トリートメントが合っているかどうかは、美容師さんが的確に判断すべき事です。また、お客様側も、もしかしたら違う方法の方が自分に合っているかもしれないと頭の片隅に入れておいて美容師さんと話し合いをしてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
髪質改善トリートメントが賛否両論なのは、まだまだ新しいメニューで髪質改善トリートメントの基本的な正しい知識が知られていなかったり、技術も難しいので使いこなせる美容師さんが少なかったり、効果が高い分期待値が高く実際の仕上がりのギャップに差が出てしまうことがあるのが大きな原因だと筆者は感じています。
どんなに良いメニューもメリット・デメリットがありますし、髪に合うか合わないかで効果の出方が大きく変わります。髪質改善トリートメントはそれが顕著に出やすいメニューですので、是非まずは髪質改善トリートメントの施術実績が多く、得意としている美容師さんにお願いして「自分の髪に合っているのか?」相談するのが成功への一歩になりますよ!
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事が皆さんのお悩み解決のきっかけになれば嬉しいです!