「縮毛矯正でサラサラ!でも傷んでいる!?」ってなぜ?|その疑問プロが解説します。
2024/05/15こんにちは。髪質改善と縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)です。
縮毛矯正をするとサラサラ。とっても綺麗になりますよね!まとまりが出てめっちゃ美髪になって大満足!なのに
「縮毛矯正で髪が傷んでいる?こんなに綺麗になったのに?」
と疑問を持っている方いらっしゃるのでは?
そこで今回はこの疑問にバッチリ答えていきます!
まずは「サラサラ」「ツヤツヤ」になる仕組みを説明した後に、何故髪が傷んでしまうのかについても解説していきますね!縮毛矯正でサラサラな毛先を長持ちさせたい方は是非最後までご覧ください。
年間2万件の縮毛矯正をしているエノアが分かりやすく説明させていただきます!
目次
縮毛矯正で「サラサラ」「ツヤツヤ」になるのは何故?
まず超シンプルな知識として知って欲しいのが「髪の約80%がタンパク質で出来ている事」。そしてタンパク質同士は結びついているのですが、縮毛矯正はこの髪の中のタンパク質にアプローチしていく事で髪を真っ直ぐに伸ばしていきます。
くせ毛がサラサラになる原理
まず。くせ毛がサラサラ真っ直ぐになる原理についてですが
縮毛矯正の工程はざっくり言うと
⑴髪を濡らす
⑵1つ目の薬剤の塗布・放置
⑶洗って乾かす
⑷ストレートアイロンで髪を伸ばす
⑸2つ目の薬剤を塗布・放置
⑹すすいで乾かし完成
このような流れになっていますが
まず1つ目の薬剤をつける事でタンパク質の結合を1度切り、髪が形状を変えられるように準備します。そして髪を乾かしたら、ストレートアイロンで柔軟に形を変えられるようになった髪を真っ直ぐに伸ばしていきます。ここで理想のストレートヘアの形を実際に作っていくんですね。
そして2つ目の薬剤を塗っていきます。この薬剤はストレートアイロンで伸ばした髪のストレートを固定していく薬剤。1度切ったタンパク質の結合を再結合してストレートの形状を固定していくんです。
こうして縮毛矯正をすると髪がサラサラ真っ直ぐになるんですよ!
ツヤツヤになる理由
縮毛矯正をするとツヤツヤになるのは「光の反射」に秘密があります。
まず、くせ毛さんと直毛さんの髪の毛はこんな形をしています。
くせ毛さんは正面から見た時に髪がうねっているだけではなく、輪切りにすると楕円の形をしているんですね。綺麗な円の形をしている直毛さんとは髪の形状から大きく違うんです。ではここに光を当ててみましょう。すると、、
くせ毛さんの髪は髪の形が楕円+うねりがある為、光が乱反射して艶が出にくい。それに対し直毛さんの髪は正円の形をしていますし、髪が真っ直ぐ揃っているので光が綺麗に反射しツヤツヤに見えるんです。
つまり、くせ毛さんが縮毛矯正をすると髪のうねりが抑えられ真っ直ぐに髪が揃うので、綺麗に光を反射してくれます。そしてツヤツヤにしてくれるんですね!
縮毛矯正はサラサラ綺麗になるのに何で「髪が傷む」って言われてるの?
見た目はサラサラ・ツヤツヤ綺麗になったとしても、実は髪の中は大変、、。髪が大きくダメージしてしまっているんです。
ダメージの原因は「髪の組織に作用する薬」と「熱ダメージ」
縮毛矯正の薬は髪のタンパク質を切るくらい、髪に影響の強い薬を使っています。それだけでも髪には大きな負担。しかもその薬剤が髪内部に浸透する為には髪のキューティクルを開く必要があります。キューティクルを開くと薬が髪の中に入るだけではなく、同時に髪の中の栄養分も流出してしまうんです。
しかもそんな状態の髪に極め付けのアイロンワーク。ストレートアイロンの熱ダメージも加わってしまいます。そんなダメージにより
・乾燥しやすくなる
・髪の中がスカスカで硬くなりしなやかさが無くなる
・髪が健やかな状態を維持しやすい「弱酸性」を乱し、傷みやすくなってしまう
・見た目は綺麗でも内部ダメージが凄まじい
・最初は綺麗でもだんだんと髪が広がるようになってきた
などトラブルが出てしまうんです。
縮毛矯正で髪が傷めば傷むほど「サラサラは長続きしない」
根元の髪はくせ毛が生えてくるので定期的に縮毛矯正をする必要は出てきます。ですがその前に1度サラサラになったはずの毛先が長続きしないのは考えもの、、。
はっきり言って、縮毛矯正は見た目は綺麗になっても髪をダメージさせます。そして縮毛矯正をした時に傷めば傷むほどサラサラは長続きせず、後々毛先が広がったりうねりが出たり、、お手入れが大変になってしまいます。とは言ってもくせ毛を絶対にどうにか真っ直ぐにしたいもの、、。
「縮毛矯正のダメージは我慢して、、しょうがない縮毛矯正するか、、。」
と諦めている方も多いのではないでしょうか?
でも諦めるのは早いです!何故なら縮毛矯正のダメージは「使用する薬剤」と「施術する美容師さんの技量」で大きく左右されるから。つまり。ダメージは0にならなくても、出来る限り髪に与えるダメージを減らすことが出来ればサラサラが長持ちする健やかで綺麗な髪になれるんです。
↓サラサラな髪を維持する縮毛矯正の頻度について
サラサラな髪を長持ちさせる為に。「ダメージレス」な縮毛矯正をかけよう!
そこでサラサラな髪を長持ち出来る縮毛矯正をかけるなら
・髪に優しいダメージレスな縮毛矯正の薬剤を使用している
・縮毛矯正の施術実績が多くダメージレスな薬剤の扱いに精通している美容師さんが在籍している
この2つの条件を満たす美容院で縮毛矯正をお願いするのがおすすめです。そうすればこの様に
(↓エノア弱酸性縮毛矯正のお客様ビフォーアフター)
「もっちり柔らか」「しっとり」「サラサラ」「まとまる」艶髪が手に入ります。
是非サラサラ綺麗な髪になりたい方は美容院探しをこだわってみてくださいね!
↓今回使用した「弱酸性縮毛矯正」について詳しくはこちらをご覧ください。
※エノアではオリジナル開発した薬剤を使用!エノアオリジナル弱酸性縮毛矯正の薬剤は一般的なアルカリ縮毛矯正の薬剤の10分の1までダメージを抑えた薬剤です。
縮毛矯正に関する質問集
Q1「ダメージレスに縮毛矯正をかけたはずなのに毛先の調子が悪い」
ダメージレスに縮毛矯正をかけたのに毛先の調子が悪い場合に確認したいのは
・縮毛矯正履歴があり今回からダメージレスな縮毛矯正にしたのか
・初めての縮毛矯正でダメージレスな縮毛矯正を根元から毛先までしたのか
まずはどちらでしょうか?
もし前者だった場合は今までの縮毛矯正のダメージが蓄積されている状態ですので、毛先の状態が悪くなってしまいやすいです。そこでホームケアで毛先をカバーしながらまずはダメージレスな縮毛矯正を続けていきましょう。するとだんだんと髪が伸びるにつれてダメージが最小限な部分が増えてきます。
そして毛先までダメージが少ない状態になった時かなり毛先の違いを感じていただけると思います!
また後者だった場合は「美容師さんがダメージレスな薬剤を活かしながら縮毛矯正出来なかった」もしくは「ホームケアに問題がある」可能性が高いです。どんなにダメージレスな薬剤を使用していても美容師さん次第で髪に与えるダメージは変わってきますし、どんなにダメージレスに縮毛矯正をかけられてもその後のヘアケアで髪に負担を与えてしまうと状態が悪くなる事がありますので注意しましょう。
どちらにせよ!まずはホームケアが大切になってきますので、しっかりと髪に合ったヘアケアアイテムを使い、お手入れ方法を見直してあげるのがおすすめです。そして、よりしっかりと対処したい方は毛先のダメージについて美容師さんに相談してみてくださいね!
↓縮毛矯正後のホームケアについて
Q2「縮毛矯正をしたのにツヤツヤにならないのは何で?」
縮毛矯正をしたのにツヤツヤにならない場合は
「縮毛矯正でクセを取りきれていない。」
「髪のダメージが蓄積され、乾燥していて艶が出にくい。」
可能性がありますので、まずは「髪質改善+縮毛矯正が得意」な美容院で相談してみてください。髪の状態を見ながら、必要な場合は縮毛矯正の掛け直しやホームケア・髪質改善などの方法についてアドバイスや施術をしてくれます。自分一人だとなんでこうなってしまったのかの分析が難しいので、しっかりプロに相談しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
縮毛矯正は髪の中のタンパク質の結びつきを切ったり、再結合させてストレートヘアにする為サラサラになります。ですが髪に大きな変化をもたらす分、大きなダメージを与えてしまう施術になります。そして縮毛矯正でどれだけダメージを与えるかどうかで、今後サラサラ綺麗な髪をどれくらい維持出来るか決まってきます。是非美容院選びは慎重に行なっていただけたら嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんのお悩みを解決するきっかけになれば嬉しいです!