白髪染めと縮毛矯正は同時しないほうがいい理由とは
2025/07/18
こんにちは。年間500人以上担当ENORE東京店の髪質改善・縮毛矯正専門美容師の高橋春介です。
「白髪をしっかり染めたいけど、クセやうねりも気になる...」そんなお悩みで「白髪染めと縮毛矯正を一緒にしたい」とご相談いただくことがあります。ですが、美しい髪を保つためにはあえて同時施術はお勧めしないという選択肢があります。今回は、白髪染めと縮毛矯正の同時施術がなぜ難しいのか、そして理想の仕上がりに導くためのベストな方法をご紹介します。
目次
白髪染めと縮毛矯正、なぜ同時にしないほうがいいの?
1髪へのダメージが大きすぎる
どちらの施術も薬剤+熱による負担が大きく、同時に行うと髪が限界を超えてしまうことがあります。結果として、パサつき・枝毛・切れ毛・ビビり毛といったトラブルの原因になります。
2発色やクセの伸びに影響が出る
・先に縮毛矯正をすると、白髪染めの染まりが甘くなる。
・先に白髪染めをすると、矯正のかかりが弱くなる。どちらの仕上がりも中途半端になってしまう可能性があります。
髪をきれいに保つためのベストな方法
1・縮毛矯正を先に
髪のクセや広がりをまず整えて、ベースを作ります。
2・1~2週間後に白髪染め
髪の状態を見て、色持ちや仕上がりがベストなタイミングでカラーします。この「分ける施術」こそが、ダメージを抑えながら理想の仕上がりを作る近道です。
実際の施術例

白髪染めと縮毛矯正を分けて行ったお客様の事例です。ツヤ・まとまり・手触りの違いをぜひご覧ください。

before&after
1.縮毛矯正+カラー

40代 会社員
短めのボブスタイルですが、広がりやうねりでまとまりにくいのが悩みでした。
縮毛矯正で自然な丸みを残しながら、表面のパヤつきをおさえて仕上げました。
ツヤ感がしっかり出て、後ろ姿もすっきりとした印象に。
乾かすだけで形になり、毎朝のスタイリングも楽になります。
縮毛矯正 17600円
カラー 8250円

2.弱酸性縮毛矯正

60代 主婦
髪が全体的にパサつきやすく、ツヤが出づらいのが気になる状態でした。
今回は縮毛矯正のみを施術し、根元のクセを自然に整えることで、全体にまとまりとツヤが出ました。
白髪染めは別日に行うことで、髪への負担を最小限に抑えています。
縮毛矯正と白髪染めを同時に行うと、髪に大きな負担がかかりやすく、ダメージや色落ちの原因になるため注意が必要です。
特に年齢とともに髪が細くなる方は、施術の間隔を空けることをおすすめしています。
縮毛矯正 17600円
カラー 8250円

口コミ

ご来店いただきありがとうございました!今の状態をしっかりと説明させていただき今後どうしていったらいいか提案させていただきました。これから理想とするヘアスタイルになれるよう今後もサポートさせていただけたらと思います。

ボブカットを任せていただきありがとうございました!理想のヘアスタイルになれるように今後もサポートさせて頂ければと思います!

艶の出る仕上がりに満足していただきありがとうございます。周期を守って綺麗な髪を持続させれるようにしていきましょう。
よくある質問
Q.どうしても一回で終わらせたい場合は?
A.ダメージが少ない毛髪や既染部への影響が小さい場合、部分対応が可能なこともあります。ただし、基本は分けることをおすすめします。
Q.縮毛矯正とカラー施術の間隔はどれくらいがベストですか?
A.目安は1~2週間程度です。髪の状態によって最適なタイミングをご案内します。
Q.縮毛矯正とカラーは同時にやらない方がいいとわかっていても、時間がなくてどうしたらいいですか?
A.髪質や薬剤コントロール次第で慎重に同時施術も可能です。状態次第になります。
まとめ
白髪染めと縮毛矯正、どちらも大切なケアだからこそ、同時ではなく分けて丁寧に行うのが髪にやさしい選択です。「ダメージを最小限に抑えたい」「若々しく、ツヤのある髪を保ちたい」そんな方は、ぜひご相談ください。

