縮毛矯正との相性は?全体ブリーチより難しい“ハイライト”の意外な落とし穴
2025/07/18
こんにちは!縮毛矯正専科 ENORE青山店の飯田です!
「全体ブリーチよりダメージが少ないと思ってハイライトにしました!」
「ハイライトなら明るい雰囲気を楽しみながら縮毛矯正と両立できると思いました!」
だんだんと暖かくなり、明るい髪への憧れから
そのようなお声をよく耳にしますが、果たして本当のところはどうなのか、気になりませんか?
実はハイライトを施した髪と縮毛矯正の相性には注意が必要です!
全体ブリーチよりも難しいハイライト履歴に施す縮毛矯正はちゃんと理解せずにかけてしまうと、取り返しのつかないダメージの原因となってしまうことも…
そんなハイライト毛でも理想の艶髪を叶える方法はあります!
従来の縮毛矯正と違い、髪に優しく自然な仕上がりが得られる《弱酸性縮毛矯正》なら
複雑なダメージ履歴のハイライト毛でも、艶のあるストレートが実現可能です!
この記事では、弱酸性縮毛矯正のパイオニアであるENOREのエース飯田がハイライトと縮毛矯正の関係性、全体ブリーチとの比較、弱酸性縮毛矯正のメリットと効果的な施術方法について詳しく解説いたします。
ダメージが不安でも諦めないで!
最適なケアを見つけ、理想のストレートを目指しましょう!

目次
縮毛矯正における薬剤選定の重要性
まずは縮毛矯正の工程の話になりますが、
最初の薬剤で髪の内部のシスチン(ジスルフィド)結合を切断し、アイロンの熱で整列させ、形状記憶の薬剤を塗ることで完結します!
シスチン結合には髪の表層部のS-1、より深部のS-2があり、それぞれに合う適切な薬剤の種類が存在します。

このシスチン結合を切断する働きを還元と言い、髪の毛のphがアルカリ性に傾くことで起きる反応を軟化と言います。
還元、軟化の両方が起こることで水分を含み膨らんだ状態を膨潤と言い、
還元、軟化、膨潤の3つの反応を適切にコントロールすることで縮毛矯正のクオリティがグッと上がります!
健康毛とブリーチ毛の違い
先程お話した髪の表層部のS-1は、ダメージによってどんどん減少していきます。
健康毛にはS-1、S-2の両方の結合にアプローチすることが綺麗に伸ばす秘訣ですが、
ブリーチ毛はダメージにより、S-1がかなり減少している状態なので、アルカリ性領域で施術すると、必要以上の軟化、膨潤が起き、より深刻なダメージに繋がってしまいます。
ハイライト毛と全体ブリーチ毛の違い
《ハイライト毛》はS-1、S-2がしっかりある健康毛とS-1がかなり減少したブリーチ毛が混在している状態。
《全体ブリーチ毛》は髪全体のS-1がかなり減少している状態
ハイライト毛と全体ブリーチ毛の縮毛矯正への影響
《ハイライト毛》は健康毛とブリーチ毛でお互いに適切な薬剤が異なります。
健康毛は還元、軟化、膨潤を適切に効かせたいが、ブリーチ毛は必要以上に軟化、膨潤をさせたくないのです。
健康毛とブリーチ毛で薬剤を塗り分けることは不可能なので、薬剤選定の難易度が大幅に上がります。
《全体ブリーチ毛》は軟化を最小限に還元を効かせることで、ダメージも最小限に抑えることが可能です!
ハイライト毛でも理想的な仕上がりを目指すために
(ハイライト毛)は弱酸性領域で最適なアプローチ

従来の縮毛矯正だけのアプローチでは
健康毛に合わせた薬剤で施術するとブリーチ毛が激しく傷み、
ブリーチ毛に合わせた薬剤で施術すると、健康毛の癖やうねりが伸びない
中途半端な仕上がりになってしまいます。
髪に優しい弱酸性領域の薬剤と適切な処理剤を組み合わせて施術をすることで、
ブリーチ毛の強度を一時的にアップさせ、薬剤のパワーを上げても耐えられるレベルまで持っていくことが可能です!
それによって健康毛とブリーチ毛のどちらも適切に還元を効かせることができ、癖やうねりを伸ばし、綺麗な艶髪が実現可能です!
ただし、100%万能!というわけではなく、
耐えられる限界は髪の毛の体力次第にはなってしまうので、
強い癖の場合、ブリーチ毛が耐えられる薬剤選定でも健康毛の癖が伸びてくれない場合もありますので注意が必要です。
適切なホームケア
適切な施術で綺麗になっても、その後のケアを怠ってしまうと、ダメージによるパサつきは感じてしまうでしょう。
ヘアケアにおける最も重要なポイントはシャンプーです!
365日使うもので、必要以上にやりすぎると髪に負担をかけてしまうものなのです
シャンプーは洗いすぎがNG!
油分を洗い落としすぎてしまうことで、乾燥の原因となり、パサついてしまう可能性があります
優しい洗浄力で補修に優れた栄養素の豊富な物を選びましょう!
トリートメントに関しては重くなりすぎない印象のものがよいです!

髪やお肌と同じ「弱酸性」&髪に優しい「アミノ酸シャンプー」
髪への負担を最小限に洗える。
こだわりの毛髪補修力!
貴重な「フェザーケラチン」など
こだわり抜いた毛髪補修成分をたっぷり補給。もっちり。美髪に。
ノンシリコンなのにしっとりサラサラ。
「リピジュア」「ポリグルタミン酸」で髪の潤いを優しく守る。
弱酸性縮毛矯正Before&After
下記のBefore&Afterは全てハイダメージ毛対応縮毛矯正の施術例となります!
¥26,000
①重度の傷みでも艶を取り戻すロングスタイル!

クセによって広がり、ダメージによってパサつきを感じるとのお悩みでした。
毛先には複数回のブリーチ履歴があり、体力がかなり少ない状態でしたが
弱酸性領域の優しい薬剤ならここまで綺麗にクセを伸ばし、適切な処理剤とトリートメントで栄養補給がしっかりできます!
②複雑履歴も艶サラロングスタイル!


クセによるパヤパヤとダメージによる毛先の荒れをなおしていきました!
健康毛とブリーチ毛がミックスしている状態の縮毛矯正が1番難易度が高いです。
ブリーチ毛の体力に合わせて薬剤選定をする必要があるため、健康毛のクセが伸びないのです。
ブリーチ毛に適切な前処理を施すことで、一定のダメージを抑制し、全体が綺麗に伸びるようアプローチをかけると
ご覧のように美しい艶を手に入れることができます!
③ハイライト履歴もウル艶ロングスタイル!


クセでややうねり、毛先はダメージによって広がりがある状態。
こちらもハイライトなので、健康毛とブリーチ毛の体力に差があり、難易度は少し高めですが、
僕の施すENOREオリジナル弱酸性縮毛矯正ならここまでの艶髪を叶えられます!
乾かすだけでこの仕上がり、アイロンの頻度が減る分、これからの熱ダメージも抑えることができますね!
④バレイヤージュ履歴も複雑ながら艶を取り戻せます!

バレイヤージュによるブリーチダメージが中間から毛先にかけて蓄積している状態。
パサつきとうねりもでており、髪全体がぼやけた印象に
「アイロンで整えないと艶が出ない」「頑張ってカラーしたのにもったいない」とのことでした。
アプローチとしてはダメージレスな弱酸性領域で中間から毛先にかけては最小限の負担で抑え、根元付近も傷みに差があり難しい状態ですが、
薬剤塗布後の反応と質感をしっかりと見極めながら適切な処理剤での調整で
髪全体が均一に整い、カラーのコントラストがより映える印象に!
艶と立体感が加わり、「やっとバレイヤージュが活きて見える!」とご満足いただけました!
⑤毛先にフルブリーチ、全体に細めのハイライト履歴

全体的にうねりがあり、広がってしまうのがお悩みでした。
縮毛矯正は未経験で、「ブリーチしてるしできないだろう」「縮毛矯正=真っ直ぐになりすぎて不自然」というイメージが強く、ずっと躊躇していたそうです
クセ自体はそれほど強いわけではないので、ブリーチ毛の体力に合わせた優しい薬剤で綺麗に伸ばせると判断しました。
初めての縮毛矯正で、自然なしなやかさと艶のある仕上がりに!
「想像よりもずっと自然で綺麗!」と驚きと喜びのリアクションをいただきました!
⑥半年以上前のブリーチ履歴も取り戻せる艶!

ブリーチやカラー履歴が複雑に重なり、切れ毛と乾燥が目立つハイダメージ毛
伸ばしている最中とのことで、なるべく長さをキープしたいけど
傷みが気になって毎回途中でカットしてしまうという悪循環に。
アプローチとしては、薬剤を3段階で調整し、全体のクセをしっかりと伸ばしつつ、内部補修と水分保持を重視したケアを施すことで
髪全体が滑らかに整い、今後伸ばしていくための土台がしっかりと完成しました!
「この仕上がりなら、今度こそ本当に伸ばせそう!」と笑顔で帰宅されました!
⑦アイロンなしでもまとまるロングスタイル!

こちらも全体のうねりがあり、ブリーチ1回で体力はやや少ない状態でした。
こちらも全工程が適切に決まり、アイロンなしでもしっとりとまとまる髪へ変化しました!
⑧乾かすだけでサラサラなミディアムスタイル!

全体にうねりがありますが、ブリーチ1回で体力はまだあると判断しました。
適切な処理を施し、弱酸性領域で適切な薬剤選定をすれば、このようにクセを伸ばし、乾かすだけでサラサラな状態へと変化します!
お客様の反応

お褒めの言葉をありがとうございます!
周りの方に褒めていただける髪を維持できるよう、これからも一緒に頑張りましょう!

日常的なケアも重要になりますので、シャンプーとトリートメントでしっかりケアを心がけていきましょう!
施術の面はこちらにおまかせください!

次回以降も更にクオリティを追求して施術させていただきます!
Q&A
Q.縮毛矯正とブリーチは同時に施術できますか?
A.絶対にNGです
必ず分けるようにしましょう!
その際は縮毛矯正を先にやることをおすすめします!
Q.色落ちしますか?
A.ほぼ100%色落ちします
色落ちや色ムラを防ぐため、カラー施術後3~4週は空けたいので
無駄にならないようプランをしっかり立てて施術に臨みましょう!
Q.カウンセリングで伝えるべきポイントは?
A.過去に行った施術の履歴は覚えておくと良いです!
いつ縮毛矯正をしたのか、いつカラーをしたのか、その際のブリーチの有無等
メモや記録を残し、ひとつも漏れなく伝えると失敗のリスクを大幅に減らすことができます!
Q.サロンによってOKやNGが違うのはなぜ?
A.技術力、知識ももちろんのこと、適切な処理剤が揃っているかでも施術の幅が大きく変わるので
サロン様によってはできること、できないことに差が出てしまいます
僕の場合、できないことを減らす未来を提供することを第一に心がけておりますので
現状でできないことでも、数回のメンテナンスでできるにもっていく最短プランのご提案ができます!
ダメージによってできないを減らすために、普段からダメージレスの施術を一種に頑張りましょう!
Q.カラーを優先して先にやったら後悔することってありますか?
A.直近で縮毛矯正をやることを視野に入れているなら
色落ちは必ずしてしまうので勿体無いと思います
カラー剤に含まれる成分が、縮毛矯正の薬剤の反応を読みづらくすることもあるので
クオリティ面でも先にカラーをすることはおすすめできません
まとめ
ここまで難しい話についてきてくれてありがとうございます!
ハイライト毛に縮毛矯正をかけるのは
実は全体ブリーチ毛よりも難しいって知っていましたか?
健康毛とブリーチ毛が混在していることで、より繊細な薬剤選定が求められます。
でも、「ダメージが気になるから縮毛矯正は無理かも…」と諦めるのはまだ早いです!
適切な処理剤を使いながら、弱酸性領域で髪に合わせた施術をすれば、ハイライト毛でもブリーチ毛でも自然な艶髪は実現可能です!
僕のこだわりがつまった弱酸性縮毛矯正なら、髪の負担を抑えつつ、美しい仕上がりを叶えられるので、
ハイライトも楽しみながらストレートヘアも諦めたくない方にはぴったりです!
一緒に美髪を目指していきましょう!
僕が自分史上1番の美髪へ導きます!
1人1人こだわりを持って施術させていただきますので、ご予約の際は飯田をご指名くださいませ!
ハイダメージ毛対応縮毛矯正+髪質改善トリートメント
¥26,000

質問等ございましたら下のInstagramの画像をタップしてご連絡くださいませ!
