【美容師解説】縮毛矯正後のアイロンはいつから大丈夫?アイロンするときに気をつけて欲しい4つのこと

2024/01/19
【美容師解説】縮毛矯正後のアイロンはいつから大丈夫?アイロンするときに気をつけて欲しい4つのこと

こんにちは!縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)です。

縮毛矯正でサラサラのストレートになった後、「前髪を内巻きにしたい」「まっすぐな毛先を内側に入れたい」「寝癖を直したい」など、アイロンを使ってセットしたい方は多いのではないでしょうか?

今回は、縮毛矯正後のアイロンはいつから使って大丈夫なのか、気になる疑問に美容師が回答します。

アイロンするときに気を付けて欲しいことについても解説していますので、髪をなるべく傷めずに綺麗なストレートを保ちたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!

縮毛矯正後にアイロンを使ってもいいの?気になる疑問に美容師が回答

縮毛矯正が得意な美容院ENOREの美容師が、縮毛矯正後のアイロンについての疑問にお答えします!

Q:縮毛矯正後にアイロンを使っていいのはいつから?

A:髪を傷めないためには48時間以上空けるのがベスト

縮毛矯正は薬剤によって髪内部の結合を切り、アイロンでくせ毛を伸ばしてから、再び薬剤で髪内部を再結合することでストレートヘアに仕上がります。

見た目や触り心地はサラサラで綺麗に見えますが、髪内部は負担が掛かり不安定な状態です。

髪内部が安定するまでは、最低でも24~48時間程度は必要と言われているため、ダメージを防ぐためにもアイロンは48時間以上空けてから使用しましょう。

Q:アイロンをかけると縮毛矯正が取れやすくなる?

A:アイロンで縮毛矯正が取れやすくなることは基本的にはない

縮毛矯正は薬剤と熱の力を利用してくせ毛を伸ばしているため、アイロンを使用しても、ストレートが取れてくせ毛が出やすくなることはありません。

一方、コテを使って毎日髪を巻いていると、ストレートヘアにくせがつきやすくなり、縮毛矯正が取れたと勘違いする方もいるかもしれません。

せっかくのストレートヘアにくせをつけないためには、毎日コテで巻くことはなるべく避けることが大切。

コテで巻くのは休日のみするなど、頻度を減らすように工夫しましょう。

Q:縮毛矯正をかけた後、寝癖がついたらアイロンで直してもいいの?

A:寝癖がついた場合は髪を濡らすのがおすすめ

寝癖はアイロンで直すよりも、髪を濡らして直す方がダメージが少なく済み、寝癖も直しやすいです。

寝癖はくせがついている部分だけではなく、根元から直すことで寝癖が直りやすくなります。

アイロンで根元のくせは直せませんが、部分的に髪を濡らしてドライヤーで乾かすだけで、寝癖が直りやすくなるのです。

また、アイロンで直接熱を与えるよりも、ドライヤーの方がダメージが少なく済みます。

縮毛矯正後は美容師に「1日経ってからシャンプーしてください」と言われますが、シャンプーせずに髪を濡らすだけであれば、縮毛矯正が取れないのでご安心ください!

縮毛矯正後にアイロンするときの4つの注意点

縮毛矯正後のアイロンは48時間以上空けて使用すれば大丈夫と言えるものの、薬剤を使用してくせ毛を伸ばした髪には、ある程度負担が掛かっています。

ダメージを加速させないためにも、ポイントを押さえてアイロンを入れましょう。

1.アイロンの温度は140~160℃程度にする

縮毛矯正後にアイロンをする場合は、ダメージさせないためにも140~160℃の温度に設定しましょう。

頻繁にアイロンをしていると、髪を構成するタンパク質が熱によって変性して、硬くごわついてしまうことがあります。

たとえば、生卵を火で調理すると固まるのと同じことが髪内部で起こっているのです。

とはいえ、アイロンの温度が低過ぎるとヘアスタイルは固定できないので、140〜160℃の温度が最適です。

2.同じ部分に何度も熱を当てない

同じ部分に何度もアイロンで熱を当てないように気を付けましょう。

自然に内側に入るようにしたいなどの理由で、何度も熱を与えていると、ダメージが積み重なり枝毛や切れ毛になることがあります。

時間をかけてじっくりとアイロンを入れるのではなく、1〜2回程度で滑らせるようにアイロンを入れるのがポイントです。

3.毛束を細かく分けない

縮毛矯正後にアイロンを入れる場合は、毛束を細かく分け過ぎないようにしましょう。

毛束を細かく分けてアイロンを入れると、直接髪に熱ダメージが加わりやすくなって、縮毛矯正後の髪が傷みやすくなります。

髪を分けてアイロンを入れる場合は、サイドは上下に2つ、バックは3つに分けて髪に厚みを出した状態で行いましょう。

分けると髪に厚みが出ない方は、分けずにまとめてアイロンを入れるのも方法のひとつです。

4.ポイントでアイロンを使う

髪全体ではなく、前髪や顔まわり、毛先などポイントでアイロンを使うと、髪に負担が掛かりにくくなります。

縮毛矯正後をかけたばかりのときはストレートなので、部分的なアイロンのみでスタイリングできる場合もあります。

アイロンを使う部分を最小限に抑え、時間を短縮して熱を当てることでダメージが少なく済むのです。

ダメージを抑えながら自然な仕上がりになる「弱酸性縮毛矯正」という方法も!

縮毛矯正後にアイロンを入れることで、取れやすくなることはないものの、ダメージが積み重なってしまうことがご理解いただけたと思います。

ダメージを最小限にしながら、くせ毛を伸ばしサラサラの髪にしたいのであれば「弱酸性縮毛矯正」という方法があります。

弱酸性縮毛矯正は、一般的にアルカリ性の薬剤を使用する縮毛矯正とは異なり、弱酸性の薬剤を用いてくせ毛を伸ばすことで、髪への負担を最小限に抑えられる方法です。

ダメージレスなことに加えて、まっすぐ過ぎない自然なストレートが叶います。

メリット1.自然で柔らかいストレートになる

弱酸性縮毛矯正をすると、自然で柔らかいストレートになるのが魅力です。

アルカリ性の薬剤よりも弱酸性の薬剤はやさしく反応するため、仕上がりが自然なストレートに調整できます。

縮毛矯正後に針金のように髪がまっすぐになり過ぎるのがイヤで、アイロンで内巻きに入れていた人は、アイロンの必要性がなくなる場合もあります。

メリット2.髪へのダメージが最小限に抑えられる

弱酸性縮毛矯正は、髪へのダメージが最小限に抑えられます。

縮毛矯正はアルカリ性の薬剤によって、キューティクルを開かせるため、髪内部の栄養や水分が流出しやすくなります。

しかし、弱酸性縮毛矯正は、弱酸性の薬剤によってキューティクルの開きを最小限にすることで、髪の栄養が流出することを防げるのです。

本来あるべき髪の栄養がしっかりと残ることで、ダメージを少なくできます。

まとめ

縮毛矯正後は、薬剤や熱によって髪内部が不安定な状態にあるため、アイロンは48時間以上空けてから使用した方が髪への負担が少ないことがわかりました。

一方、縮毛矯正した髪の上からアイロンを使用すると、二重でダメージが積み重なることもあります。

アイロンの温度は140~160℃程度に設定することや、同じ部分に何度も熱を与えないなど、髪に負担を重ねないよう注意が必要です。

「くせ毛を伸ばしたいけれど髪を傷めたくない」

「縮毛矯正の後はピンとした髪がいやで、いつもアイロンで内巻きにしていた」

という方は、弱酸性縮毛矯正をすると、毛先まで柔らかく自然なストレートが叶います!

ぜひ、縮毛矯正が得意なENOREにご相談くださいね。

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