[縮毛矯正専門店美容師が解説]チリチリになったらどうすればいいの?
2024/04/21こんにちは。縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)です。
ここ数年、酸熱トリートメントや酸性ストレートなど色んな種類の縮毛矯正が流行り、ブリーチカラーなども流行ったせいか、縮毛矯正をかけてチリチリになってしまう事がとても増えています。
実際サロンワークでも他店でチリチリになってしまってご来店されるお客様も一定数いらっしゃいます。
私も小学生の頃から縮毛矯正をかけていましたが一度だけチリチリになってしまった事があります。治す方法がないと言われたので切れる長さになるまで伸ばすしかなかったのでその期間は凄く憂鬱でした。
このブログでは縮毛矯正をかけてチリチリになってしまった方に向けてどうすれば良いのか対処法を紹介していきます!
目次
何故チリチリになってしまうのか
髪は死滅細胞という一度傷ついたら二度と元に戻らない細胞で出来ています。
生えてきたばかりの時は100ある体力が伸びていくにつれて紫外線、摩擦などの物理的なダメージに加え美容室での縮毛矯正やカラーリングなどで徐々に体力が0に近くなってきます。
ざっくり言うとこの体力が0になった時にチリチリになってしまいます。ビビり毛と呼ばれている状態です。
細かく説明すると、チリチリにも種類があるのですが簡単に説明する為に今回は省略させて頂きます。
チリチリになってしまった時の対処法
切れるようになるまで徐々に伸ばしていく。
髪は死滅細胞という、一度、傷付いたら二度と元に戻らない細胞で出来ているので、基本は元に戻りません。一度ゼロになった体力を回復させるのは不可能なので、チリチリになってしまった部分が一部ならそこだけ切ったり梳いて目立たなくさせたりするのがお勧めです。
それも出来ないくらい広範囲の場合は徐々に伸ばしていって切るしかありません。
普通のトリートメントなどでは全く効果がないので見た目をなんとかよく見せたい場合はアイロンしかありませんが、アイロンを使ってもチリチリした感じは取りきれない事が多いです。
アイロンを使うときは、熱耐性の高い成分が含まれたヘアオイルを使用すると、髪を熱から保護できます。
ENORE ヘアトリートメントオイルは、ベタつかずなめらかな手触りですよ!
ビビり直しにチャレンジしてみる
チリチリの種類にもよりますがもう一度縮毛矯正をかけて何とかなる場合もあります。ただ、ビビり直しは経験がとても大切で世の中の99%の美容師さんは出来ないです。リスクも大きいので最悪もっと悪くなる事もありますし、その後のホームケアもお金と手間がかかります。あまりお勧め出来ない方法です。
1番大切なのは必要以上に痛ませない事です。痛んだ部分は触らず新しく生えてくる部分に定期的に縮毛矯正を根本から綺麗にかけ続けましょう。
縮毛矯正でチリチリになった時の補修剤はある?
縮毛矯正でチリチリになってしまった時に何とか今よりよく見せたい何とか目立たない様にしたいと何か探す方も多いと思います。
しかし、程度にもよりますがチリチリを何とか今より良く見せる事は難しく補修剤の様なものはありません。チリチリになった事を教訓に美容室探しは慎重にして、失敗しないお店に巡り会えたら安易な理由でお店を変えない事です。
Q &A
Q、昨日初めての美容室で縮毛矯正をしたところ前髪がチリチリになりました。額から浮き上がり、変なところで分け目もついてしまいどうしょうもない状態です。その美容師さん曰く縮毛矯正がかかっていないだけだから1週間後にまたきてと言われました。こんな状態でもう一度縮毛矯正をしてチリチリは治るんでしょうか?
A、治りません。状況からの推測ですが元々の髪質がチリチリしている訳ではない限りそれはビビり毛という最悪の状態になってしまっています。相当低い確率で治る可能性はありますが少なからずその美容師さんに任せると更に悪化する可能性が高いので切れるまで待つ事をお勧めします。次回以降の縮毛矯正は金額が一定以上の高いところで色々調べて口コミなどを見て決めると良いですよ!
Q、縮毛矯正を失敗されました。根本はうねり毛先はチリチリしています。この美容院では2回目で1回目は綺麗にかかりましたが今回は違う人にやってもらったからなのかチリチリになりました。とても気まずいですがお直しをお願いしても良いのでしょうか?また電話では何と伝えれば良いですか?
A、お直しは出来ないと言われると思いますので電話ではチリチリになった事を伝え振込で返金して貰いましょう。恐らくチリチリになっている事に気付かない事はないので対応してもらえるかと思います。チリチリになってしまった部分に関しては切れるまで待つしかありません。美容室の中でも一回成功したらその人を指名しましょう。縮毛矯正は同じ人にやってもらえば髪質を理解してもらい徐々に良くしていく事が出来ます。フリー予約で毎回違う人に施術して貰えば失敗する可能性は間違いなく高まります。
ダメージしてしまった方のbefore after
実例①
ブリーチのダメージによってチリチリとした質感になってしまったお客様。ギリギリビビり毛にはなっていないので縮毛矯正をかける事で綺麗に収まりました。
実例②
毎日乾かしていなくてアイロンも200℃を毎日使っていたのでチリチリとした質感になってしまったお客様。アイロンでのチリつきなので縮毛矯正で扱いやすくしました。
実例③
セルフブリーチと縮毛矯正で毛先がチリチリになってしまったお客様。ギリギリビビり毛にはなっていなかったので、リスクを説明した上で縮毛矯正をかけて何とか収まりました。
ENOREの弱酸性縮毛矯正がお勧め!
何より大事なのはそもそもチリチリにしないように極力ダメージを減らして縮毛矯正をかけていく事です!ENOREでは、最小限のダメージになるように施術させて頂いています。縮毛矯正は時間がかかる施術で1日に御予約を承れるお客様の数も限られていて予約が取りづらいので早めのご予約がお勧めです♪
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まとめ
チリチリになってしまった時は、
①チリチリになってしまった部分には極力触らず根元の縮毛矯正を地道に綺麗にかけていく。
②ビビり直しが出来る美容師さんを探して酷くなるリスクを覚悟して縮毛矯正をかけ直す。
①が圧倒的にお勧めです!