くせ毛は遺伝のせい?生まれつき・後天的な原因と改善方法を美容師が解説
2026/10/12
こんにちは。弱酸性縮毛矯正が得意な美容院ENORE(エノア)青山店店長飯田です。
くせ毛の原因が気になる方へ
「生まれつきくせ毛で悩んでいる」
「昔は真っ直ぐだったのに、最近うねるようになった」
「湿気で髪が広がって、スタイリングが決まらない」
このような髪の悩みを抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか?
実は髪がうねったり広がったりするのには様々な理由があります。
例えば、生まれつきの髪質によるものもあれば、年齢とともに髪質が変化してうねりが気になり始めることもあります。
また、くせ毛だと思っていたら実はダメージによる広がりだった……というケースもあるんです。
このように髪がうねる・広がる理由は人それぞれ。いくつかの要因が重なっている場合もあります。
そのため、くせ毛を扱いやすくするには、まず自分の髪がなぜうねったり広がったりするのかを知ることが大切です。髪の状態によって適したケアや対策も変わってきます。
この記事では、くせ毛の主な原因をタイプ別に分かりやすく解説します。自宅で出来るケア方法や、美容室で相談できる改善方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次
くせ毛の原因は「生まれつき」と「後天的」の2つ
くせ毛とは、髪が真っ直ぐではなく波打ったり、ねじれたり、細かく縮れたりしている状態のことです。
実は、くせ毛は決して珍しい髪質ではありません。日本人にも生まれつきのうねりやくせがある方は多くいます。
そして、くせ毛は見た目の特徴から主に4つの種類に分けられます!

| 種類 | 特徴 | 見た目の例 |
|---|---|---|
| 波状毛(はじょうもう) | 髪全体がゆるやかに波打つ | 日本人に多い、ゆるいうねり |
| 捻転毛(ねんてんもう) | 髪がねじれながら生える | 毛先があちこちにハネる |
| 縮毛(しゅくもう) | 細かく強く縮れる | ボリュームが出やすく広がる |
| 連珠毛(れんじゅもう) | 太い部分と細い部分が数珠のように交互にある | 細い部分が切れやすい |
このようにくせ毛には様々な種類があります。
また、1人の髪に複数のタイプが混在していることもあり、年齢やダメージなどの影響で、以前は気にならなかったうねりや広がりが目立つようになる場合もあります。
まずは自分の髪にどのような特徴があるのか知ることから始めてみましょう!
先天的なくせ毛になる主な原因は?

1.毛穴(毛包)の形
生まれつきのくせ毛には髪の毛を作り出す「毛包」の形状が関係しています。
直毛では毛包が比較的真っ直ぐなのに対し、くせ毛では毛包が曲がっていたり、内部の構造が左右非対称だったりすることがあります。
こうした違いが、髪がうねったり、カールしたりすることに繋がると考えられています。
2.髪の内部の成分や水分が偏っている
髪の内部には主にタンパク質で構成された細胞が集まっています。
くせ毛では、髪の内部にある細胞の種類や成分の分布が直毛とは異なることが分かっています。こうした内部構造の違いが、髪のうねりやカールに関係しているんですね。
また、毛髪の水分分布についても研究が行われています。くせ毛の仕組みは複雑で、髪の内部構造や水分など、さまざまな要素が関係していると考えられています。
3.遺伝による影響
くせ毛には遺伝的な要因も関係しています。髪の形状には複数の遺伝子が関わっていることが研究で示されており、親から受け継いだ体質が髪質に影響する場合があります。
そのため、両親や祖父母にくせ毛の方がいると、子どもにも似た髪質が表れることがあります。
ただ、親がくせ毛だからと言って必ず子どもにも遺伝するわけではありません。子どもの頃は気にならなかったうねりが、成長に伴う髪質の変化によって目立つようになる場合もあります。
後天的にくせ毛やうねりが目立つ様になる原因

「前までは真っ直ぐだったのに、いつの間にかくせ毛になった?」と感じている方もいるのではないでしょうか。
実は生まれつきの髪質だけでなく年齢や髪のダメージなどによって、以前は気にならなかったうねりや広がりが目立つようになることもあります。
ここでは後天的にくせ毛やうねりが目立つようになる主な原因を紹介します。
1.加齢による髪質の変化
全ての人に同じ変化が起きるわけではありませんが、年齢を重ねると、髪の太さや形状、ハリ・コシなどが変化し、以前よりもうねりや広がり、ゴワつきが気になることがあります。
40代前後から「急にうねりが出てきた」と感じる方もいます。
年齢と髪の形状の関係については研究も行われており、加齢に伴って髪のうねりや内部構造に変化が生じることが報告されています。
また、髪が細くなったり、ハリ・コシが低下したりすると髪がまとまりにくくなり、うねりや広がりが目立つ場合もあります。
「年齢とともにくせ毛がひどくなった」と感じる背景には、こうした髪質の変化が関係している可能性があります。
2.ホルモンバランスの変化(思春期・出産・更年期)
髪の成長や毛周期はホルモンの影響を受けています。
そのため思春期や妊娠・出産、更年期など、ホルモン環境が変化する時期には、髪の太さやハリ・コシなどが変わり、以前とは髪質が違うと感じることがあります。
「思春期になってからうねりが気になり始めた」「出産後に髪質が変わった」といった場合も、ホルモンの変化が関係している可能性があります。
ただし、髪質の変化には複数の要因が関係するのでホルモンだけが原因とは限りません。
3.カラー・熱・摩擦によるダメージ
カラーやパーマ・高温のヘアアイロン・タオルでの強い摩擦・紫外線などは、髪にダメージを与える要因です。
ダメージによってキューティクルが傷ついたり、髪の内部の成分が流出しやすくなったりすると、パサつきやゴワつきが生じてまとまりにくくなることがあります。
その結果、髪本来のくせに加えて、広がりや毛先の乱れが目立ち「以前よりくせ毛がひどくなった」と感じる場合があります。
髪のダメージによって毛包そのものの形が変わるわけではありません。生えてくる髪のくせが強くなったというより、ダメージによって髪がまとまりにくくなっている可能性も考えられます。
4.乾燥と湿気による水分バランスの乱れ
「雨の日になると、くせが強くなる」と感じたことはありませんか?
髪は空気中の水分を吸収すると内部の水分量が変化し、それに伴って形状やまとまりやすさが変わります。なので湿度が高い日は、うねりや広がりが目立ちやすくなることがあります。
また、髪がダメージを受けていると表面や内部の状態が変化し、湿度の影響を受けてまとまりにくくなる場合があります。
その中でも特に細い髪やエイジング毛、ダメージ毛などで髪のハリ・コシが低下している場合は、広がりやパサつきが気になりやすいこともあります。
つまり、雨の日にくせが目立つのは単に髪の水分が少ないからではなく、髪の形状やダメージ・湿度による水分量の変化なども関係しているんです。
5.生活習慣・ストレス・頭皮環境
睡眠不足や栄養バランスの偏り・強いストレスなどは、頭皮や髪の健康に影響する可能性があります。
また、頭皮の状態が悪化すると健やかな髪の成長に影響することもあります。
生活習慣やストレスが直接くせ毛を引き起こすとは限りません。以前と比べて髪質が変わったと感じる場合は、加齢やホルモン環境の変化・ダメージなど、複数の要因が関係している可能性があります。
日頃からバランスの良い食事や十分な睡眠を心がけ、頭皮を清潔に保つことは健やかな髪を育てるための土台になります!
前髪だけ・襟足だけ…部分的なくせ毛の原因

「前髪だけうねる」「襟足だけくせが強い」など部分的なくせ毛に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
生まれつきの毛包の形状や毛流れだけでなく、湿気や髪のダメージなどが、うねりや広がりを目立たせている場合もあります。
前髪・生え際・もみあげのくせ
前髪や生え際、もみあげは毛穴の向きや毛流れの影響を受けやすい部分です。
汗や湿気によって元々のくせが強く出たり、アイロンの熱や摩擦によるダメージでパサつきや広がりが目立ったりすることもあります。
襟足・後頭部のくせ
襟足や後頭部は、髪の生える向きによってハネやうねりが目立ちやすい部分です。
汗や湿気、乾かし方によって髪がまとまりにくくなることもありますし、枕との摩擦によって髪が傷み、がりにつながる場合もあります。
あなたのくせ毛の原因はどのタイプ?原因を見分けるには?

ここまで紹介したように、くせ毛やうねりが目立つ原因はさまざまです。
自分の髪にはどのような要因が関係しているのかチェックリストで確認してみましょう!
ただ、こちらはあくまでも目安であり、見た目や症状だけで原因を断定することは出来ません。複数の要因が重なっている場合もありますので、自分の髪を知るきっかけにしていただければ嬉しいです。
生まれつき型
□ 子どもの頃からくせがあった
□ 家族にくせ毛の人がいる
□ 根元から毛先までうねりがある
エイジング型
□ 年齢を重ねてからうねりが気になり始めた
□ 髪が細くなった・ツヤが減ったと感じる
□ 髪のハリ・コシが以前より低下した
ホルモン型
□ 思春期・出産後・更年期前後に髪質が変わった
□ 体調や生活環境が変わって少し経った時期に、うねりが気になり始めた
ダメージ型
□ カラーやブリーチを繰り返している
□ 毎日アイロンやコテを高温で使っている
□ 毛先のパサつきや広がりが気になる
くせ毛を扱いやすくする自宅ケア

シャンプーは「頭皮を洗う」意識で
シャンプーは髪をゴシゴシこするのではなく指の腹で頭皮をやさしく洗いましょう!
乾燥が気になる方は、洗浄力がマイルドなシャンプーを選ぶのもおすすめです。すすぎ残しがないよう、しっかり洗い流してくださいね。
濡れたまま放置せず、すぐに乾かす
濡れた髪は摩擦によるダメージを受けやすいため、タオルで押さえるように水分を取り、洗い流さないトリートメントをつけて乾かしましょう。
根元から乾かし最後に冷風を当てると、髪がまとまりやすくなります。
トリートメントで乾燥やダメージをケアする
トリートメントで髪を保湿・補修すると、手触りやまとまりが良くなってくせ毛を扱いやすくなります。
ただ、生まれつきのくせ毛を真っ直ぐにするものではありません。トリートメントは、髪のコンディションや質感を整えるためのケアです。
熱・摩擦・紫外線から髪を守る
アイロンやコテは必要以上に高温にせず、同じ場所に長時間当てないようにしましょう。
また、枕カバーをシルクやサテンなど滑らかな素材にすると、寝ている間の摩擦を減らすのに役立ちます。外出時は帽子やヘアケア剤などを活用し、紫外線によるダメージを防ぐことも大切です。
くせ毛を根本的に扱いやすくしたいなら「縮毛矯正」もおすすめです!

自宅でのヘアケアによってくせ毛を扱いやすくすることは出来ます。
ただ、うねりや広がりが強いと毎日のアイロンやスタイリングに時間がかかり大変ですよね。
そんなお悩みを解消したい方には、美容院で縮毛矯正をかけるのも選択肢のひとつです。
- 毎日のアイロンが大変
- 湿気による広がりを抑えたい
- 髪のうねりを真っ直ぐにしたい
- 朝のスタイリングを楽にしたい
このような方は縮毛矯正でくせを伸ばすことで髪が扱いやすくなり、毎朝のスタイリングも楽になることが期待できます!
ただし…縮毛矯正は髪の状態や施術履歴によって仕上がりが大きく変わる繊細な技術です。自然なストレートヘアを目指すには一人ひとりの髪に合わせた施術が大切です。
エノアが考える、縮毛矯正で注意すべきポイント

縮毛矯正で大切なのは単にくせを伸ばすことだけではありません。
自然でおしゃれなストレートヘアに仕上げること。そして、ダメージに配慮しながら、縮毛矯正を続けやすい髪を目指すこと。 この2つが重要です。
そのため、エノアでは次のようなポイントを大切にしています。
- 髪質やダメージ、過去の施術履歴に合わせた薬剤選び
- 髪の状態に合わせた毛髪処理やケア
- 理想のヘアスタイルに合わせた自然なストレートの仕上がり
- 髪への負担を出来るだけ抑えた施術
- 希望やライフスタイルに合わせたメニューの提案
必要に応じてトリートメントなどの追加メニューや、自宅でのヘアケアについてもご案内します。
縮毛矯正は、美容師の技術だけでなくお客様との相談や共有も大切な施術です。
理想の仕上がりや普段のお手入れについて気軽に相談できる信頼できる美容師さんを見つけて、自分の髪に合った縮毛矯正を検討してみてくださいね。
弱酸性縮毛矯正のビフォーアフター例
では、実際にくせ毛さんが縮毛矯正をするとどうなるのか?
参考にご覧ください。
(例1)うねりがしっかりと出ている髪

うねりが強く、髪にハリがあるタイプの方は、仕上がりがゴワつかないよう、毛髪補修に使用するトリートメントも髪質に合わせてチョイス。しっとり柔らかで濡れるようなツヤを目指します。
(例2)くせ毛+ダメージでボワッと広がる髪

ダメージが気になる髪には、髪の状態に合わせてトリートメントも組み合わせます。今回はダメージ毛対応縮毛矯正で根元のクセを伸ばしながら、中間〜毛先に関してはトリートメントでまとまりをアップさせました。
(例3)ハーフさんのとても強いくせ毛

ハーフの方に多くみられるうねりの強いカーリーヘア。くせ毛を活かすのも素敵ですが、ストレートにしたい方にとっては扱いにくさを感じることもありますよね。強いクセをしっかり伸ばそうとすると、髪がピンとした仕上がりになりやすいため、クセをしっかり伸ばしつつアイロンワークで出来るだけ自然な仕上がりにするのがポイントです。
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くせ毛の原因に関するよくある質問
Q. くせ毛の原因は水分不足ですか?
水分不足だけが原因ではありません!
生まれつきのくせ毛には、毛包の形や髪の内部構造などが関係しています。一方で髪の水分バランスが乱れると、うねりや広がりが目立ちやすくなることがあります。
Q. くせ毛は頭皮や毛穴のケアで真っ直ぐになりますか?
頭皮や毛穴のケアだけで、生まれつきのくせ毛を真っ直ぐにすることは難しいと考えられます。
くせ毛には毛包の形や髪の内部構造などが関係しているので、頭皮をケアしても毛包そのものの形を変えることは出来ません。ただし、頭皮を健やかに保つことは健康な髪を育てるうえでとっても大切です。
Q. 40代でくせ毛がひどくなる原因は何ですか?
加齢に伴う髪質の変化が主な要因の一つと考えられます。
年齢とともに髪の太さや内部構造などが変化し、これまで気にならなかったうねりや広がりが目立つことがあります。また、髪が細くなったりハリやコシが変化したりすることも、まとまりにくさに繋がります。
Q. くせ毛はシャンプーやトリートメントで改善しますか?
髪質に合ったシャンプーやトリートメントを使うことで、乾燥や広がりを抑え、髪をまとまりやすくすることは出来ます。
ですが生まれつきのくせ毛を根本的に真っ直ぐにすることは出来ません。うねりそのものを伸ばしたい場合は、縮毛矯正などの施術を検討しましょう。
Q. 男性にもくせ毛が強くなる原因はありますか?
男性も加齢やホルモンバランスの変化などに伴い、髪質が変化して、くせやうねりが目立つことがあります。
また汗や湿気によって髪が広がったり、短い髪では毛流れやうねりが目立ったりすることもあります。くせ毛で髪がまとまりにくい場合は、カットで扱いやすくしたり、髪の状態や長さに応じて部分的な縮毛矯正を検討したりする方法もあります。
Q. くせ毛は自力で治せますか?
生まれつきのくせ毛をセルフケアだけで根本的に真っ直ぐにすることは出来ません。
ただし、乾燥やダメージによって広がりやうねりが目立っている場合は、適切なヘアケアで扱いやすくなることがあります。くせそのものを伸ばしたい場合は、髪の状態に合わせた縮毛矯正も選択肢の一つです。
まとめ

くせ毛の原因には毛包の形や髪の内部構造などが関係する先天的なものと、加齢やホルモンバランスの変化・ダメージ・乾燥などによってうねりや広がりが目立ちやすくなる後天的なものがあります。
なので、中には急にくせが強くなったと感じる方もいらっしゃると思います。
ですが原因や髪の状態を知ることで、自分に合った対策を選びやすくなりますよ。
くせ毛対策ではまず自分の髪の状態を知り、適切なヘアケアや施術を選ぶことが大切です。
自宅でのケアによって髪を扱いやすくすることは出来ますが、うねりそのものを伸ばしたい方には縮毛矯正も選択肢の一つです。
「自分のくせ毛はどのタイプ?」「縮毛矯正をしても大丈夫?」と迷っている方は、お気軽にご相談ください。
一人ひとりの髪質やダメージの状態に合わせてあなたに合った方法を一緒に考えていきましょう!

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